第7話 銀河鉄道の夜

 気が付くとジョバンニは汽車の中でした。そしてその汽車は銀河を走っているのです。

 向かいにはどこか苦しそうで青ざめたカムパネルラが座っており、上着は濡れたように真っ黒でした。

 ジョバンニはなぜ自分が銀河を走る鉄道に乗っているのか、そしてなぜ目の前にカムパネルラがいるのか少し疑問に思うのですが、だんだんそれが当たり前のように思えました。

 そして二人の関係は昔に戻ったように仲良く、この銀河の旅はジョバンニが夢に描いていた旅そのものです。

 夢のような楽しい旅を続けていた二人でしたが、突然リンドウの花を見たカムパネルラは元気なはずの母を思い出し涙します。ジョバンニの母と比べカムパネルラの母は元気なのに、なぜ涙を流しているのかジョバンニはそれが不思議で仕様がないのでした。

銀河鉄道の夜

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