第2話 放課後の仕事

父は戻らず、代わりに働きに出てた母も身体を壊し寝たきりになったため、ジョバンニの家はとても貧乏になりました。

 そこでジョバンニが、学校が始まる前と後に働くようになったのです。そのため、祭りの日だというのに友達と遊びにも行けず、いつものように活版所へと向かうのです。

 活版所でもジョバンニは、「虫眼鏡く~ん」と従業員たちからからかわれました。粟粒ほどに小さなルビ用のハンコを拾う仕事を任されていたため、お前は虫眼鏡の代わりだと嫌味を言われていたのです。

 ジョバンニは、学校にも仕事場にも自分の居場所はなく独りぼっちだと感じていましたが、それでも涙をぬぐって病気の母のためにと一生懸命働くのでした。

銀河鉄道の夜

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